むかし好いていた人を思い出してしまうこと
2017/08/08
ほんとうにたまに、寝ている時に起こるんですが
むかし、人並みに人を好きになっていた時代に
好いていた人のことを思い出すことがあります。
今となってはとても貴重なものに思える時間や情景が
強く心に迫ってくるのです。
これは何なんでしょうね。
また、記憶であるためでしょうか、
ずいぶんその人を美化している自分がいます。
やはり巷で言われているように、
僕も名前をつけて保存するタイプなのかもしれません。
困るんだよなー。
どうしても自分の心からもぎとることができなかったのは
ーーー自分は永久に女を失ってしまったという、ほとんど絶望に達するほどの哀惜感であった。
愛を失ったという哀惜の念を、自分の胸からもぎ取ることもできなければ、彼女とともに過ごした幸福のおりおりを、記憶の中から拭い去ることもできなかった。
その幸福は、当時あまりありがたいとも思わなかったのに、今ではその魅力を残りなくくりひろげて、いたるところ彼につきまとうのであった。
(レフ・トルストイ、米川正夫訳、アンナ・カレーニナ、頁310)
[ad#co-1]
ad pc
関連記事
-
-
日々の中で、やりたいことはやっておく
一日というのは、やはり否応なく過ぎていくものである。 小学校の頃、一日は長かった …
-
-
無責任な若者
車もいらない。2階建ての豪華な家も欲しくない。彼女もいらないし結婚願望もない。子 …
-
-
自分のなかにアンダルシア人的性質を取り入れる
おもしろい記事がありました。 ラ・リーガ史上最高の日 …
-
-
偶然聴いたJames BluntのGoodbye My Loverに感動してしまった
先日、Youtubeを見ていたらJames Bluntさんのライブ …
-
-
「うつヌケ」というマンガを読んだら、うつは頑張ることができる人がなりやすいのかなと思った。
Contents1 うつになった著名人が治っていくエピソード2 うつになった著名 …
-
-
淡々と過ごす
淡々と過ごす。淡々と生きる。 複雑さを増す社会状況。 …
-
-
ネットに時間を奪われ、思考まで奪われかねない
僕らは無意識に時間を奪い取られていないか。 テレビ、ネット、仕事、日常の雑事。。 …
-
-
ドストエフスキーも自慰行為をしていたのだろうか
想像力を働かせたら ドストエフスキーが極寒のサンクトペテルブルグで 背中を折り曲 …
-
-
春を通り越して6月になっていた
春が終わっていた。慌ただしいような時間だった。 もう6月で、これか …
-
-
労働はつらい
労働はつらいものだと思う。 労働はつまらないものだと思う。 &nb …
- PREV
- 170807 立秋なのか
- NEXT
- エアコンの電気代はそんなに高くないかも
