むかし好いていた人を思い出してしまうこと
2017/08/08
ほんとうにたまに、寝ている時に起こるんですが
むかし、人並みに人を好きになっていた時代に
好いていた人のことを思い出すことがあります。
今となってはとても貴重なものに思える時間や情景が
強く心に迫ってくるのです。
これは何なんでしょうね。
また、記憶であるためでしょうか、
ずいぶんその人を美化している自分がいます。
やはり巷で言われているように、
僕も名前をつけて保存するタイプなのかもしれません。
困るんだよなー。
どうしても自分の心からもぎとることができなかったのは
ーーー自分は永久に女を失ってしまったという、ほとんど絶望に達するほどの哀惜感であった。
愛を失ったという哀惜の念を、自分の胸からもぎ取ることもできなければ、彼女とともに過ごした幸福のおりおりを、記憶の中から拭い去ることもできなかった。
その幸福は、当時あまりありがたいとも思わなかったのに、今ではその魅力を残りなくくりひろげて、いたるところ彼につきまとうのであった。
(レフ・トルストイ、米川正夫訳、アンナ・カレーニナ、頁310)
スポンサーリンク
ad pc
関連記事
-
-
「人生の短さについて」 (セネカ著) を10ページくらい読んで。
セネカは2000年くらい前の人です。 その人がこんなことを言っています。 われわ …
-
-
ネットに時間を奪われ、思考まで奪われかねない
僕らは無意識に時間を奪い取られていないか。 テレビ、ネット、仕事、日常の雑事。。 …
-
-
人生に何も目的がないなら、1万円台のアパートを借りて1年で100万円貯めよう。
不況と言われる世の中である。 のほほんな大学生活ははるか昔。 今や正社員になるた …
-
-
疲れたら、休むのがいいさ
疲れたら、休む。 この当たり前の事を実行できている人は意外に少ないのではないのだ …
-
-
3畳部屋に籠(こ)もる
僕のアパート部屋の間取りは2Kで、それは2つの部屋と台所部屋と風呂 …
-
-
僕は就職できなかった28歳の敗残兵である。
数年前、僕には新卒で就職できる機会があった。 でも、僕は結果的にそのチャンスを生 …
-
-
無責任な若者
車もいらない。2階建ての豪華な家も欲しくない。彼女もいらないし結婚願望もない。子 …
-
-
僕はもっと自由でいいんじゃないか。なぜなら僕はもう死んでいるから
そんなことを思ったりしている。 僕は本当は、死んでい …
-
-
道を歩けば
いつの間にか、時は僕を追い越して どんどん離れていく。 僕はそれについていけない …
-
-
なんと、赤犬と青雉が戦っていた。ぽぇー
早朝のコンビニでジャンプを立ち読みしたら驚いた。 ワンピースで赤犬と青雉が激突し …
- PREV
- 170807 立秋なのか
- NEXT
- エアコンの電気代はそんなに高くないかも