生き心地の良い人生に

*

僕は仕事が出来ない

      2018/11/09

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僕は仕事が出来ない。
呆れるほどに、驚愕するほどに、真面目に。
自分では一生懸命やっているつもりなのだが
周りから見るとこの「一生懸命」こそ、僕が仕事の出来ない元凶なのだ。
そして、周りから怒られる。というか、呆れられ、見放される。
そして僕は、落ち込む。落ちる。凹む。
「自分はこの世に存在してはいけないのかもしれない。」
怒られながら、呆れられながら、申し訳なさそうな顔をして、そう思う。
でも、問題はここからだ。
僕は怒られた後、そこから奇跡の復活を遂げる。
怒られたことを翌日にはすっかり忘れている。
ドストエフスキーを思う。中国の電車を思う。
そうやって、無意識に、立ち直るどころかヘラヘラして職場に登場する。
満面の笑みで「おはようございます。」
前日に怒った方は、違う意味で呆れている。
この繰り返しなのだ。
でも、そろそろ解雇されそうなので
真面目な、反省しているフリを見せ始めている僕がいる。
解雇されてもそれはそれで
新しい人生が待っているんだけどね。
でも、いまの場所でがんばりたいよね。
じゃんじゃん。

 - 労働について

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