生き心地の良い人生に

*

蠅の王

   

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大学の授業で、理想の社会のありかたみたいなのを学んでいるが、その材料として数々の文学を読み込んでいる。今回はそれを紹介しようと思う。
かなりタイムリーというか、ほんの数分前に読み終わったのが、「蠅の王」である。
ゴールディングというイギリスの作家が書いたものだ。
近未来に飛行機が墜落して生き残った少年たちが無人島で暮らす物語である。
最初はうまく協力しあっていたが、時が経つにつれて人間の内面に存在する邪悪なものが現れ始め、恐ろしい状態になるといった感じだ。
人間の暴力性についての描写が圧倒的にうまくーまるで映画を観ているかのごとくー文章にひきこまれる。島の地形や自然の描写も細かく、語彙力の豊富さが際立っている。よくあんな表現が脳みそから浮かんでくるなぁ!と思う。
人間というのは極限状態に置かれた時には正常な判断が難しくなるのかな、と感じた。特に子供というのは残酷である。
少し話が逸れるが、近頃メディアで騒がれている「いじめ」もこの残酷性の際立ったものなのかもしれない。
蠅の王 (1978年)

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