生き心地の良い人生に

*

3畳部屋に籠(こ)もる

   

Pocket

 

僕のアパート部屋の間取りは2Kで、それは2つの部屋と台所部屋と風呂があることを意味している。

2つの部屋はそれぞれ、6畳部屋と3畳部屋となっている。

 

3畳部屋に籠もるのは、わりと好きだ。

 

長時間そこに滞在しているわけではないけど、好きな時にそこへ行って違う空気感に浸る。

3畳部屋には簡易なテーブルと椅子、そして壁際には書物棚がある。

いわゆる「書斎」ということになるだろうか。

 

ただ、これまでの僕の生活ではあまり有効活用していなかったと

悔恨するような気持ちがある。

他の日常の雑事に追われて本を読んだり勉強したりすることが思うようにできなかった。

 

そこに入ればそれなりに一息ついたり本を読んだりしていた。

そのたびにこの3畳部屋の良さや読書に浸る快感を味わっていたけれど、少し時間の感覚が空いてしまうとついつい日常やPC作業に追われ長期間に渡ってそこに入らないこともあった。

 

今日は3畳部屋に入った。1~2時間そこで過ごした。

 

先日読み終えた「わたしを離さないで」を初めから数ページ再読し始めた。

カズオ・イシグロの処女作である「遠い山なみの光」を読み始めた。

ここ数年読み続けている長編小説アンナ・カレーニナを2ページ読み進めた。

その他、好きな本を書写したりした。

 

 

こんなふうに過ごすと、僕にとって納得感のある1日になる。

やや大げさに言えば、救われたような気持ちになる。

これも1~2時間で済むのだから、ある程度習慣にしていきたいと思った。

 

 

 

 

 - 考えたこと、思ったこと

ad pc

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

no image
ネットに時間を奪われ、思考まで奪われかねない

僕らは無意識に時間を奪い取られていないか。 テレビ、ネット、仕事、日常の雑事。。 …

no image
ブックカバーの行く末

本屋で新刊を買ったとき 「ブックカバーはおつけいたしますか?」 と聞かれることが …

no image
今夜の放出

  極寒の2月の夜にふと、「あぁ、もうこんなに時が経ってしまったのかぁ …

no image
今年は暖冬だ

  今年は明らかに暖冬だ。 この街に住んでからもう13年は経っているが …

no image
必要なものを買うためにお金を使うのではなく、お金を使うことが快楽だからお金を使うのかもしれない。

私は今日の朝コンビニで650円の買い物をした。 これは私にとって大金である。 必 …

「人生の短さについて」 (セネカ著) を10ページくらい読んで。

セネカは2000年くらい前の人です。 その人がこんなことを言っています。 われわ …

「闇の中に光を見出す」を読んで~貧困の背景~②悪いのは自分だから

Contents1 スポーツ界の原理が現実世界でも適用され始めていく2 2004 …

no image
自分が好きなことを損なわれないようにする

  自分が関心のあること、自分が好きなことを   誰かに損な …

no image
地震が奪うもの

今、いったい何を書けばいいのか。。 この数日間で人生観が少し揺らいでいる気がする …

no image
道を歩けば

いつの間にか、時は僕を追い越して どんどん離れていく。 僕はそれについていけない …