生き心地の良い人生に

*

東洋辺境島のエリート界隈の出来事ではあるけれど、全島に浸透している病だからこそ気にかかる

   

 

東大を卒業して広告代理店に勤務していた可愛い女性が、入社して2年も経たないうちに大変なことになった。

今回は彼女の属性的にも注目されるのは仕方ないと思うし、いわゆるエリート界隈の出来事なので

僕みたいな床下庶民が口を出すことではないのかもしれないけど

なにかどうしても引っかかってしまうものがあった。

 

 

それはなにかというと、その働き方や働かされ方、長時間の拘束時間なのだと思う。

「それら」は、エリート界隈だけでなく、多くの日本人労働者に心当たりのある労働環境だ。

さらには、心理的に追い詰められること。パワハラというのかな。

これも、少なくないことだと思う。

 

これらのことは、表に出ないだけで、実は日本の会社で頻繁に起きているのではないだろうか。

 

 

なぜこんなにひどい状況なのに辞められないのかといえば

 

特に正社員の場合

 

暗黙の身分制度や自尊心が絡んでいると思う。

 

日本のある界隈では、正社員の地位というのはとても高いもので特権的なものだ。

 

非正規社員との給与差や待遇差は歴然としているし

 

一度正社員の味を占めてしまったら、そこから外れることに多大な恐怖心を抱くのではないかと思う。

 

さらには、学歴的にエリートであればあるほど、

 

小中高、大学(院)で積み上げてきた自尊心

それらに相応する人間関係

親や親族からの期待や見られ方など

 

本人が両肩に抱えているものは少なくないと思う。

 

真面目であればあるほど、積み上げてきた末に入社した特権的な地位を失うことが何を意味するのか、頭のなかでぐるぐると考えるのだと思う。

 

「物理的に生存していくだけでは不満足な」人たちがいるのだ。

 


 

そして、そういった「築き上げてきたものの喪失が意味すること」を会社や上司は理解しているだろうし、その特権がどう使われるかで、部下の働く環境は左右される。

 

 

 

たぶん、似たような状況で苦しんでいる人は全国にたくさんいるだろうし、これからも発生していく出来事なのだろうと思う。

 

僕が言えることは特にないけど、端的に残念だし、悲しいなぁと思う。



日本には、

自死に至る病

うつに至る病

にかかる環境が整い過ぎているのかもしれないが

程よくテキトーに生きていく道筋がないわけでもない。

それとて、自尊感情と折り合いをつけた人の特権かもしれないけれど。

 

 

 

 


 - 世の中の話題, 労働について

ad pc

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

no image
雨降らしの朝。安保の喧騒。

ぐずついた天気が続いている。 梅雨。猛暑。梅雨。 と、はっきりとしない天気だ。 …

no image
ある気づき:他人と関わりさえしなければ、僕はそこそこ働く人間みたいだ。

ここ2,3年、僕は早朝に新聞配達をして、昼は転売をして生活費を稼いでいます。 事 …

no image
中国で女の子が轢かれたのに誰も助けなかった件

中国で女の子が車に轢かれたのに通行人の18人が誰も助けなかった。 僕は映像を実際 …

no image
就活で失敗すると自殺してしまう4つの理由

今日のヤフーのニュース記事でこんなものがあった。 就活失敗し自殺する若者急増…4 …

【労働のつらいところ】 受動喫煙 ~同僚のタバコの煙を浴びる~

そうなんですよ。   職場の体制として厳しく分煙されている環境ならいい …

「闇の中に光を見出す」を読んで~貧困の背景~②悪いのは自分だから

Contents1 スポーツ界の原理が現実世界でも適用され始めていく2 2004 …

no image
電車で2時間もすれば僕は福島市に行ける

今、もし僕が福島市に住んでいて子供がいたら気が気じゃないだろうなと思う。 僕が住 …

no image
40歳以降は、一日7時間以上働かない状態を目指したい

世の中には40歳以降も一日7時間以上働かなければいけない人がいる。 ①一日7時間 …

「闇の中に光を見出す」を読んで~貧困になる背景~①社会保障の穴

闇の中に光を見出す(清水 康之 , 湯浅 誠 ) を読んでみました。 日本の社会 …

no image
ニートと平和~中国の暇人人口2億人から考える~

先日、爆笑学問という番組で中国で活躍する若手コメンテーターの加藤嘉一さんが出演さ …